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麻酔科学分野

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或るレジデントの日常2

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6:45
起床。まあいつもと変わらない朝である。
トーストに、結婚式の引き出物のソーセージをはさみ、朝食とする。気付いたら後輩にも先を越されていた。
7:45
朝の検討会が始まりかけた頃にカンファレンス室到着。直ちに自分のプレゼンテーションを行う。今日もぎりぎり間に合った。ほっと一息…
8:30
最近は開心術の症例を担当することが多い。当院では予定の開心術症例は9:00入室である。急いでやれば30分で準備できるであろう。
9:00
患者さんが入室する時間だ。いつものように麻酔導入を始める。中心静脈ライン、肺動脈ラインを、すっ…と入れられるようになってきたのはつい最近のことである。経食道エコーを挿入し、横で見ていた上級医とディスカッションする。その経験はいつも僕に力をくれる…おかげさまで昨年はJB-POTを取得することができた。
11:00
空腹は生理現象であり、逆らえない。
しかし、重症症例の麻酔の性質上、思い通りの時間に食べられることはほとんどない。
理性と本能の戦いはしばし休戦である。
14:00
剥離に時間を要したがようやく人工心肺管理となり、患者さん管理の主体が麻酔科医から人工心肺担当者に移る。この隙に急いで昼食をかきこむ。出前のチャーハンはすでに冷めていた。麺類を頼まなかったのは我ながら慧眼である。
17:00
人工心肺からの離脱を始める。無事に患者さんの心臓が動き出してくれるか…手術したところはよくなっているか…出血は止まってくれるか…。開心術で最も気を遣う場面であり、楽しみな場面でもある。幸い何事もなく立ち上がってくれた!
19:00
気管挿管、鎮静管理のまま患者さんを集中治療室へ移送する。今日の麻酔も特別問題なく終了できた。最近は外科医にも頼りにされるようになってきた気がする。悪い気はしないが、照れている場合ではない。
19:30
術前診察に向かう。遅い時間になってしまい申し訳なく思うが手は抜けない。最近当院でもさかんに行われるようになってきた超音波ガイド末梢神経ブロックのことについて丁寧に説明する。
20:30
麻酔計画を作成。昨年から麻酔科標榜医となり、必ずしも上級医にコンサルテーションする必要はなくなった。
しかし、難しい症例に頭を抱えることもある。
叱責をする…こともある立場になったのだが、まだまだ修行が足りない感は否めない。
麻酔科は、幅も広ければ、奥も深い。
21:00
関連病院にいる同期が終わるのを待って、少しだけ夜の街に出かけてみることを画策するも携帯がつながらない。きっとアイツはひとりで夜な夜な緊急手術の麻酔をかけているのだろう…「気がつくと朝」なんてことにならないといいね…

※ちょっとだけ脚色しておりますが、あしからず。

吉田 敬之


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